為替差益
為替差益とは、買った時の値段と売るときの値段に生じた差によって得る利益のことをいいます。
例えば、米ドルを110.00円で買って111.00円で売れば、1円の儲けが生じます。
この1円が為替差益になりますが、実際は手数料などかかかるため、1円程度の差では損失になってしまいますね。
この為替差益は、当然のことながら買っている金額が大きければ大きいほど、その利益は大きくなります。
つまり、為替差益を得るためには、通貨が安いときに買い、高くなったら売る、あるいは通貨が高いときに売り、安くなったら買い戻すようにすることです。
一言でいうと簡単のようですが、多くの投資家がこの為替差益を出そうと必死になって日々研究しているのです。
また、この為替差益には税金がかかる場合があることも忘れてはいけません。
外貨預金の為替差益の場合は「雑所得」として課税対象になり、外貨MMFの場合は非課税です。
このように、為替差益を得ることによって生じる出費もあるということをしっかりと頭に入れておかなければなりません。
そうでないと、FXのようなハイリスク、ハイリターンの取り引きではこの為替差益・為替損益で大きな差が出てしまう場合があります。
為替差益は、主にFXの場合に大きな利益を得ることが多いと思います。
うまくいくと、この為替差益のおかげでかなりの利益を得ることも可能かもしれません。
しかし、常に頭においておかなければならないのは、相場の上げ下げを正確に予測し続けることは不可能である、ということです。